ここのところの太陽、NASAなどの予測を裏切り、活動はかなり活発になっている。
とりあえず、今回のブログでは、ここ一年、大きい太陽黒点が発生した時の太陽写真ををいくつかまとめた。
筆者、このブログの管理人は、ケニア、ナイロビに住んでいる。
ここのところ、趣味で太陽黒点の変化を見続けているのだ。
コンテンツ
2022年1月30日の太陽
生命の源、太陽
以前にも何度か取り上げた太陽。
全ての生き物たちの命の源だ。
管理人が昔、小学低学年の頃だったか、見ていた特撮ものサンバルカン。
その主題歌から、ガキンチョの管理人に太陽のありがたみを教えてくれた歌だ。
今でも歌詞を思い出す。
「太陽や、星も、なかったら
地球は、たちまち、凍りつく、、、
太陽は おお、命の星さ、
幸せを 守る炎さ、、、」
今みても、なかなか太陽のありがたみを正確に表している歌詞だと思うのだ。
調べてみると、1981年からの放送、小学2年の頃だ。
1600年代、ガリレオによって天体望遠鏡が使われるようになり、天体の細かなところまで観測出来るようになった。
その後、当然ながら太陽黒点の細かな変化が、天体望遠鏡によって観測し続けられている。
探究心、人間の性(サガ)だろう。
太陽は、その活動を活発にしたり、弱めたりを11年程度の周期で規則的に繰り返しており、今は第25期に入って2年ばかし。
1700年代から黒点観測の記録を開始、その次に1755年に始まった活動期を1とし、今は数えて25回目という事。
2019年12月に第25期に入ったという。
そこらへんは、いくらでもネットに乗っているので、気になる方はお調べを。
自分でも以前そんな事を書いた気がする。
投げやりですいません、、、
活動が弱いと予測されていた太陽活動25期
と、今回取り上げたかったのは、NASAや、天文台なども今回の太陽活動は非常に弱く、観測史上最も弱くなると予測していたのだが、実際そうでも無さそうだという事。
予測といっても過去の300年ちょっとの太陽観測データしかない状態。
短期間のデータと照らし合わせる程度で、大した予測も出来ない事だろう。
いくらでも、大どんでん返し、想定外がありえる世界だ。
ま、そんなこんなで、
今回の太陽活動第25期、黒点が多く発生している、それも急激に増えているように見える。
太陽黒点は活動期が始まると、ジュワリジュワリと少しずつ増え、そして減って行くのが定説。
今回、太陽黒点が急激に増えているのだ。
25期始まって早々、大きかった太陽黒点
晴れていれば、できるだけ毎日太陽表面の様子を撮影していた管理人。
既に100日以上の太陽黒点の写真がたまっている。
という事で、管理人の撮影した大きな黒点が出た時の太陽の写真を下にいくつか並べた。
写真は、太陽の立体感が出るようコンポジットしてある。
周辺にいくほど暗くなるのは、太陽表面に光を若干遮る大気(彩層)があるという事だ。
そんな微妙な明るさの変化も、コンポジットする事で強調された。
カメラマンなので、やはり立体感が出ると気持ちいいのだ。
2020年、無黒点の日が結構続いた。
11月後半、結構大きな黒点が太陽、南半球に現われた。
それが下の写真。
今回第25期の活動活発化の兆しの黒点ではなかろうか。
2019年の12月に極小を迎え、25期が始まってから1年も経たずに発生した大きな太陽黒点だ。
2020年11月27日、16時41分(+3)の太陽
撮影地は全て、ケニア共和国、ナイロビ。
日本との時差は6時間マイナス、日本時間に換算するには6時間足せばいい。
上の写真は、日本時間22時41分。
日本から見えない時間の太陽だ。
ネットで、宇宙天気ニュースと照らし合わせてみると面白いかもしれない。
上の写真、左下のいちばん大きな黒点は2786黒点群。
上部の濃淡は薄雲が原因。
しっかりと北が出ていないのは悪しからず。
お次は、
2021年6月30日の太陽
2021年6月30日の太陽にも大きな黒点が現われた。
黒点番号2835
この黒点が、太陽の向こう側に移動して行くと、時々無黒点状態になったりする。
見た感じ、この黒点が大きくなったり、小さくなったりしながら太陽表面を少しずつ動いているようにも見える。太陽表面の活発な部分なのだろう。
そんな黒点が太陽の自転に乗って地球から見えたり見えなかったり。
ま、実際、そう単純でも無いのだろうが。
という事で、その2週間前の2021年6月13日の地球から見た太陽の姿
2021年6月13日の太陽
北西端、左上端に黒点が見えるが、他はほぼのっぺらぼう。
こんな感じで、太陽の狭い範囲だけに黒点がみられた。
活発な部分は太陽表面の一部分だけだった事が分かる。
そして、つい数日前、1月30日の黒点
2022年1月30日の黒点
2022年早々、大きな黒点が北半球に発生した。
撮ってから気付いたのだが、これは太陽フレアが発生したばかりの姿。
世界時、29日22時半に上の大きな黒点から質量放出を伴う中規模の太陽フレアが発生したという。
上の写真は中規模フレア発生から9時間後の太陽黒点になる。
地球に、到達するのは数日後の2月2日とか。
ちょうど今、このブログを書いている頃だ。
黒点のサイズを地球と比べてみた
青いのが地球サイズ 直径は太陽の1/109
太陽黒点、地球と比べるとスケールが違いすぎる。
青い丸は、地球サイズを正確に再現するよう、同太陽画像を1/109に縮小、色を反転して張り付けたもの。
太陽黒点から、黒い筋が延びている、こういった細かな模様も渦巻く磁力線によるものなのだろう。
フレアが発生する5時間前の太陽
撮影しようとしたら、雲が多くなり、雲無しで撮れなかった。
その前はスカッと晴れ渡っていたのに、、、
ぱっと見大きな違いは見られない
1月30日に撮った写真と見比べると、太陽が自転している事が、黒点の移動から見て取れる。写真上がほぼ北。
黒点の変化は、拡大して見比べると良く分かる。
フレアが発生する前後を比べたのが下のGIF画像。
雲越しの太陽で多少ぼやけたが、フレアによって磁場が開放される前後の黒点の形の変化が分かる。
なにか開放された感を感じる黒点変化
勿論拡大率は全く一緒。ほぼ正面なので太陽自転によるゆがみもほとんど無い。
フレアが開放されて、黒点が大きくなり、お互いの距離が離れたように見える、というか気がする
管理人の妄想に過ぎないが、フレアの後、たまっていたものが開放された感じがするなー。
太陽表面垂直上方に伸びていた磁場が、伸びきって引きちぎられ、その後、横に広がった感じかなー。
輪ゴムを伸ばして切れた感じ。
太陽を見ていての妄想は、野生動物を見ていての妄想と通じるものがある。
撮影している間、頭の中では妄想が常に渦巻いているのだ。
2週間ほど前の1月16日、小さな黒点がたくさん現われていたので紹介する。
2022年1月16日、細かな黒点が多く発生
細かな黒点がいくつも現われた。
太陽の自転周期は27日ほどなので、上の大きな黒点の裏側の黒点だ。
大きな太陽黒点の真裏側にも、多くの黒点が現われるようになった。
太陽表面全体が活動的になって来たようだ。
案外、第25期の太陽活動、多くの専門家の予想の間逆の展開になるのかもしれない。
どうなるかは、なってみないと分からない太陽黒点。
成長するかと思えば小さくなったり、消えるかと思うと大きく成長したり。
専門家でも予測を裏切られたりする世界。
だから、見ていて面白い。
生きている太陽、つながっている太陽
太陽を見ていると、生き物のを見ているように感じてくる。
それも、とんでもなく長生きする生き物だ。
大きな黒点が出てくると、なにかわくわくしてくる。
観測しているからもあるだろうが、案外それだけではないかもしれない。
太陽活動が活発な時期、人間の血も騒ぐようで、いろいろと革命や動乱が起こるそうだ。
管理人の血を騒がせ、わくわくさせる事に貢献しているのは、黒点が増えて、そんな太陽からやってくる何かしらのエネルギー体が増えるからなのかもしれない。
人間だけでなく、地球の磁場、地震などなどとも、いろいろと関係しているという。
雷の発生数なんかも、太陽自転の27日に連動しているという。
大きな黒点が、太陽の向こうに行ったり、こっちに来たりとそれに連動していると考えると納得がいく。
太陽活動が強くなると、磁気嵐やなんとやらで、人工衛星を破壊したり、通信を妨害したり、人間活動にいろいろと面倒な事を起こしたりする。
逆に弱くなっても、やばい超強力宇宙線が大量に地球に降り注ぎ、厚い雲を形成、天候不順、かんばつ、飢饉などなど、またまた面倒な事をもたらすようだ。
ちょうどよければいいと思うのだが、きっとそういう考えも、人間の傲慢なのだろう。
この2年間、世界各地での大洪水を起こした大雨、その時期を振り返ると、太陽活動は非常に弱く、無黒点状態の日が長らく続いていた時期と重なったりする。
さて、このまま太陽活動が活発になった場合、天候不順が続くだろうか?
けっこう興味深いので見守っていこうと思う。
既に始まっているのか、ここのところずっと弱まり続ける地球磁気。
この地磁気、地球のシールドのようなもので、宇宙や太陽から降り注ぐ高エネルギーの粒子の直撃を防いでくれている。
そんな地磁気が観測以来ずっと弱まり続けているという。
数十万年おきにN極とS極が切り替わるという地磁気。
数十万年といえば、地球上の生き物が何度も経験してきた事。
生命がサバイバルするには何度も経験してきた事なので問題は無さそうだ。
あらゆるものが電子的なものに置き換えられた現在の文明世界、いろいろ厄介事が起こりそうだ。
地磁気がなくなったとき、太陽の超巨大フレア、質量大放出が地球に直撃したらどうなるのだろうか。地磁気があったとしてもやばい事請合いの事象。
原発制御不能、人工衛星全滅、チップ埋め込み人間が狂人化してしまうなどなど、いろんな事が起こりそうだ。
それでも、何があっても、地球上に大地が残っている限り、乗り越えて行く事だろう。
管理人はそう考える。
そんな状況になった時、古風のアナログ機器が人類を救うのかもしれない。
デジタルが、幻のように消え去ってしまう未来もあるかもしれない。
とりあえず。
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