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Photographer Takashi Iwamoto Blog

ブログ | アフリカ フォトグラファー 岩本貴志|ドキュメンタリー ビデオ / 写真 撮影

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執筆者の写真岩本貴志

井の頭公園のリス園「リスの小径」

更新日:2023年7月15日

今回は、管理人のお勧めする動物園スポットを紹介します。


リスと触れ合える場所、井の頭公園、リスの小径


カイツブリ観察日記で取り上げている井の頭公園、そこには井の頭自然文化園がある、その中には動物園もあり、日本国内の動物や野鳥が多く展示されている。


長年見る事が出来たアジアゾウの花子も、去年(2016年5月26日)死んでしまい、ちょっと寂しくなってしまった。


ライオンやキリンなどの大型動物がいないので、ちょっと地味な感じはするが、地味ながら魅力的な動物たちを見る事が出来る。

以前は温室があって熱帯植物の生い茂る中を飛び回る野鳥が見られたのだが、残念ながらそれも無くなってしまった。


アフリカで見られるエボシドリなどもいて、管理人自身お気に入りの場所だったので残念だ。

ただそれに取って代わる魅力的なアトラクションがある。

「リスの小径」という、自らリスのいる檻の中に入って間近にリスが観察出来る施設だ。

井の頭公園のリス園、「リスの小径」

リスの小径入り口

リスが簡単に飛び出ないように、入り口は二重の扉で、同時に空けられなくなっている。

出口もまた同様。


檻の中は緑が多く、小さなせせらぎも再現されていて、そんな中を走り回るリスを間近に見られるので、小さいながらなかなか楽しめる。

リス園内、水を飲むリス

足元をせわしなく走り回るリス君たち



空飛ぶ鳥や、大型動物と違って檻の中が苦痛でなく、ストレスは感じていないようだ。

思いっきり走り回り体を動かしている。

しばらくじっとしていると、リスが肩によじ登ってくる事も。

ここを訪れる子供たちは、目の前を走り回るリスを見て大喜びだ。


柵やガラスを通さず見られるので、写真も撮りやすく、見ていてもリスに親近感が沸いてくる。

だから、リスの決定的瞬間を狙ったカメラマンも結構訪れる。


そんな管理人も例に漏れずそのうちのひとり。

リスがジャンプする瞬間を狙った。

井の頭公園、リス園、リスジャンプ

水面は一気に加速してジャンプ!

リスの撮影に夢中になっていると、管理人の後ろに人だかりが出来ていた。


「背後が騒がしいけれど、なんだろう???」


撮影中は、夢中になりすぎてしまうのが管理人。


撮影以外の事は、意識から遠ざかって行ってしまい、あまり気にならなくなってしまうのだ。

意識を戻していくと、管理人の背中には何匹ものリスたちが這い回っていた。


そんな管理人の背中を這い回る何匹ものリスを眺めている人だかりだったのであった。



もう一つのお勧めは、分園にある水生物園。


井の頭公園、水生物園

休日ともなるとなかなか盛況だ、水生物園入り口

世界の熱帯魚や、海水魚がいる水族館と比べると地味だが、日本の淡水魚、両生類、昆虫類などの水生生物が見られる。

水槽の中は自然に近い環境が再現され、見る者の目を楽しませてくれる。

入り口を入って最初に出迎えてくれるのは「カイツブリ観察日記」でお馴染みの、カイツブリ君。

井の頭池では見る事の出来ない、カイツブリの水中を泳ぐ姿を真横から間近に見る事が出来る。

井の頭公園、水生物園、カイツブリ

水中ではこんなにも流線型の美しいフォルムになるカイツブリ

水上ではずんぐりむっくりしたカイツブリも、水中では流線型の美しい姿に、水中で速く泳ぐわけだ。

カイツブリの足が体の一番後ろについている意味がよく分かる。


水中での抵抗を最低に抑えなおかつ推進力を最大にする事が出来るのだ。

ペンギンは空を飛べないが、カイツブリは空が飛べる。

体の表面には薄い空気の層があり、光を反射している。

防水の羽毛によって、表皮が水に触れずに済んでいる事が分かる。

鵜なんかは羽毛の防水性が弱いので、しょっちゅう羽を乾かしているが、カイツブリが羽を乾かしているのを見るのは極まれだ。


羽が濡れないので、乾かす必要が無いのだろう。



井の頭公園、水生物園、ヤマメ

夏の暑い盛りでも、渓流魚の泳ぐ姿を観ている体の芯から涼む事が出来る

この他にも井の頭自然文化園には、モルモットふれあい広場や、小さな遊園地があり、小さな子供たちは飽きずに一日遊べそうだ。

入場料は大人400円と手軽でなおかつ小学生以下は無料。

中には彫刻館もあり、長崎の平和の像等を手掛けた彫刻家、西村西望の多くを見ることが出来る。






自然文化園と呼ばれる所以だろう。

ひっそりと屋外に展示されている大型作品はなかなかの見もの。

四季を通してなかなか楽しめる場所だ。

たまには、こんな場所もいいかもしれない。



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