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Photographer Takashi Iwamoto Blog

ブログ | アフリカ フォトグラファー 岩本貴志|ドキュメンタリー ビデオ / 写真 撮影

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執筆者の写真岩本貴志

日本に戻ってきました。「久々に見るオオタカ君」

更新日:2022年2月15日

大変お待たせいたしました、しばらくぶりにブログを更新します。

ケニアより再び単身日本へ。

日本に帰ってきて思うのは、とにかくどこでも気軽に撮影に出かけられる事。

徒歩や、電車、自転車などで気軽にどこにでも行ける。

でかい望遠レンズの付いた大きな機材を持ち歩いていても、気兼ねなく気軽に撮影出来るので非常に気楽だ。

アフリカの多くの国々では、街中などちょっとでかいカメラや、レンズを使う時など、「撮影許可はどうした?」だとか、「何を撮っているのか?」など聞かれた時のために常に言い分を考えておかないとならず、ちょっと疲れる。

それに、撮ってはいけないものもけっこうあるので気をつけなければならない。

また、ナイロビのとある公園では、写真撮影するのに1000円の料金を払う必要がある。

ビデオにいたっては10000円も払わなくてはならない!

でも、ほとんどの公園では無料なので、ケニアに行く方はご心配なく。

それでも日本のように気軽にどこでも撮影出来る環境でないのは確かだ。

そんなこんなで、今回は日本に帰ってしばらくぶりに再開したオオタカ君について。

オオタカ、飛翔

久々に再開するオオタカ君、無事元気にがんばっているようだ。

前回日本を出発する前の1月後半雪に覆われていた首都圏、気温も氷点下を記録、とてもに寒かったのを覚えている。

そして今回4月下旬ケニアから戻ると、東京の気温は30度越え!

冬、葉を落とし丸坊主になっていた木々はたわわに茂る新緑の葉に覆われる。


景色は、白と茶色の冷たい世界から一変、緑、赤などの原色の世界に変わり、空気にも甘さを感じる。

管理人が日本を離れていた3ヶ月の間、春を飛び越え夏になってしまったようだ。

長年、雨期と乾期を繰り返すアフリカの赤道付近にいたので、この変化は改めて新鮮に感じる。

せっかくなら桜の花の咲く頃に戻って来ればよかったかな。

ケニアの雨期と乾期といっても、雨期にほとんど雨が降らなかったり、乾期に雨が降ったりとけっこうあやふや。

時期はよくずれる。

実際、日照時間は雨期のほうが乾期よりも長かったりする事もある。

今ケニアは雨期真っ盛りなのだが、今年は例年より早くから大量の雨が降っている。

エルニーニョの期間、東アフリカでは多くの雨が降るので、今年はエルニーニョなのかな?

雲も非常に厚く、ここ1、2ヶ月青空をのぞかせたのはごくわずか。

星空、惑星を撮ろうと準備はしていたものの結局出動する事は無かった。

積雪後のオオタカ

3ヶ月前、都市部にはこんな真っ白な世界が広がっていた、

3ヶ月前の日本出発直前、オオタカの森に念願の雪が降り積もり、その雪の中にオオタカを撮影している管理人がいた。

雪は降らずとも10月終わりから早朝何日も寒い外で過ごしてるうちに体重も徐々に増え、最終的には10キロも増えた。

寒さに順応したのか、食べ物が良かったのか、運動不足か?、どれも当てはまると思うのだけれど、

おそらく寒さに順応するために、食欲も増し体を太らそうとしたのだろう。

体重が増えるにつれて寒さもけっこう平気になった。

ダイエットが気になる方は、冬のオオタカ観察御用心!

アフリカに戻って再び暖かい所で過ごすうちに、体重はもとに戻ってしまった。

暑さに脂肪はあまり必要ないようだ。

オオタカ君のメスも冬、繁殖の準備なのか寒さへの順応なのか脂肪を蓄えるようで非常に大きく太って見える。

単に体の羽毛を膨らませていただけかもしれないけれど、動きも緩慢で、とても狩りなど出来なそうだ。

上の写真は、関東に大雪が降った翌日に撮ったもの。

あたり一面雪景色、東京とは思えない景色が広がる。

この日、昨日の寒波とは打って変わって気温はぐんぐんと上昇し、木の上に降り積もった雪も一気に溶解していく。

そんな中、くつろいで羽づくろいをしていたオオタカの前に二羽のキジバトが舞い降りた。

距離も近く、障害物も無い、ハトもオオタカの存在に気づいていない、それに高低差も十分、狩には絶好の条件!

さすがにくつろいでいたオオタカ君も一瞬にして表情を変え、心拍数も一気に上げる(推測)。

そんなオオタカ君の表情を捉えた一コマ。

この直後首を左右に動かし、獲物までの正確な距離感をつかみ、すぐにハトにアタックを試みた。

ハトはすぐに危険に気づき、素早くどこかに飛び去った。

太ったオオタカ君には逃げていく獲物に手も足も出なかった。

同様に体重を増やした管理人も、動きが緩慢になり狩りのシーンには手も足も出ず、緩慢になったオオタカの狩も撮れなかった。

太るのもやせるのも一長一短である。

太った10キロとはどのくらいかと考えてみる、2リットルの水ボトル5本分、管理人の乗っているロードバイク。けっこう重い。

その重さの脂肪が体の一部だった事に驚く。

今度また冬がやってくると、寒さに対応するために、この重さの脂肪が再び管理人の体にくっついてくるんだなーと思ったが、また何か撮り逃してしまいそうだ。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

日本にいる間、このオオタカの動向を見守っていこうと思います。

不定期ながらブログを更新する予定ですので、たまには「勝手気ままブログ」アップされてるかな?と覗いてみてください。


次回は井の頭公園のカイツブリについて書く予定です。


 

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