「都会に進出した猛禽、オオタカの物語」
このブログでは、2017年7月から2018年12月までの間、都会の公園の中、管理人の目の前で繰り広げられた野生のドラマ、オオタカの生き様を紹介しています。
3羽の兄弟、いつも2羽は追いかけっこ
新しい世界に飛び出した3羽の幼鳥たち、見るもの、触るもその殆どが初めてのものばかり、いろいろと面白い行動を見せてくれました。
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巣から飛立った3羽の幼鳥、着地が上手く出来るようになると、今度は兄弟仲良く追いかけっこをするようになった。
でもこの追いかけっこ、一羽の幼鳥はあまり仲間に加わろうとしない。
兄弟、仲良く空を空を飛びまわる幼鳥たち、仲間に加わろうとしない一羽は他の2羽と比べるとちょっと小さい。前ブログでも紹介したようにきっとオスの長男なのだろう。
「女の子となんかと一緒に遊ばないよ!」と強気なのか、はたまた、仲間に入れてもらえないのかな?
この前年の2017年、3羽の雛が孵ったそうだが、無事に巣立ったのは1羽だけ。
だから兄弟一緒に飛び回るという経験は一切出来ず、いつも一人ぼっち。
メリットとしては親鳥が持ってくれるエサをいつでも独り占め、兄弟に横取りされる心配も無く、思う存分ゆっくりと食べる事が出来た。
でも、兄弟がいないので、兄弟と一緒に飛び回ったりという経験は一切出来ず、いつも寂しそうに親鳥の事を呼んでいたのを思い出す。
下に貼り付けたリンクは、昨年2017年の幼鳥の巣立ちを動画にまとめたもの。
前年巣立った幼鳥の記録、オオタカ一人っ子の記録
この翌年の2018年は兄弟合わせて3羽全て無事に育つ事が出来た。
食欲旺盛な3羽の幼鳥。親鳥が運んできてくれる餌は兄弟でいつも取り合い、ゆっくりなど食べてはいられない。
その代わり、兄弟三羽そろって一緒に空を飛びまわる事が出来る。
追いかけっこしよう!
兄弟揃って空を飛ぶ練習、何をするのも1羽でいるときとは比べ物にならないほど楽しそうだ。
兄弟で、追いかけっこをしながら空を飛ぶため、狩りのためのいろいろな、飛び方を学んでいく。
そういえば、去年の幼鳥1羽だけだった頃、あまり飛び回らず、親鳥を呼ぶために鳴いてばかりいたなー。
鬼交代!
これは、いつも一緒の2羽の姉妹だろう。
とても仲が良さそうだ。
捕まえられるものなら捕まえてみな!
この時、右の幼鳥は疲れたのか、乗り気でなく逃げる兄弟を追いかけようとしなかった。
追いかけっこを仕掛けた兄弟、後ろから追いかけて来ないと見てとると、すぐに体を翻し、再び追いかける側に転じた。
そして、乗り気じゃない兄弟の後ろに急接近!
追いかけてこないなら、こっちが追いかけるぞ!
後ろから攻撃を喰らいそうになった兄弟、さすがに逃げないわけにはいかず、止まっていた枝から飛び降り後ろからの攻撃をかわして逃げるのだった。
まだまだ、巣だって間もない幼鳥たち。
飛ぶ距離はそう長くなく、あそこまで飛ぼう!とめぼしをつけてから飛ぶ感じで、飛んでもすぐに着地する。
こんな風に遊びながら、日々飛行の技術と自信をつけていく幼鳥たち。
飛び方もどんどんて大胆になり、飛ぶ距離も少しずつ伸ばしていった。
「こんな感じで飛ぶのがいいよ!」「こうかな?」
しばらく追いかけっこをした後、疲れたのか兄弟そろって飛び方について復習しているようだ。
長男は1羽で飛行練習
ちょっと小柄な長男、姉妹とはあまり一緒に飛ばず、いつも姉妹の飛行を近くで眺めている。
こちらも、単独で日々飛行能力を高めていくのだった。
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つづく
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