このブログでは、2017年7月から2018年12月までの間、都会の公園の中、管理人の目の前で繰り広げられた野生のドラマ、オオタカの生き様を紹介しています。
繁殖の準備のためか体にたっぷり脂肪を蓄えたメス、2017年12月
オオタカねたが続きますが、勢いでどんどん進められればと思っています。
前回「都会に進出した猛禽、オオタカ」6、からの続きとなります。
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繁殖時期はまだだいぶ先、12月のあいだは、公園を中心に周辺界隈オス、メスそれぞれ繁殖前の優雅な日々を送っていた。
時々、公園に戻って来ない日が続く事もあった。
オスによる頻繁な給餌によってか、メスは更に一層太ったようだ。
繁殖のために十分脂肪、エネルギーを蓄えているのだろう。
早朝繁殖場所の候補地のひとつ巣の上にオオタカの姿が、1月2日
年末の数日間、公園でオオタカが見られない日がつづいたので、どこか他に繁殖場所を見つけたのかな?と思ったりした。
年の明けたばかりの1月2日、日の出る前の暗い時間帯、最後まで候補地の一つだった巣の中にオスの姿があった。
巣の上からメスを捜しているようだ。
何度もメスを呼んでいるのだが返事が無い、どこに行ってしまったのだろう?
メスを呼び続けるオス、返事が無い
メスを呼ぶ事30分、日も登りあたりもすっかり明るくなった。
30分以上もここでメスの返事を待っていたが、結局メスの返事は無かった。
木の上、見晴らしのきく場所に移動してオスはメスを探したが見当たらない。
メスを執拗に探すオス、何かメスとの重要な相談事がありそうだ。
きっと繁殖に使う巣の場所についての事だろう。
繁殖の事についてはメスがいなくては話にならない。
オスはとりあえず第一候補地の巣場所に行ってみた。
第一候補地の巣の場所
昨年繁殖に利用した巣、ここでいいはずなのだが。
やはり繁殖するにはここが良さそうだ!が・・・
この場所、大きな杉の木、枝も葉も生い茂り、高さもあるし、繁殖にはこちらのほうがずっと良さそうだ。数羽の雛が大きくなっても十分対応出来る。
しかしながらメスの確認を得ない事には巣作りも始められない。
「メスは何処へ行ってしまったのだろうか?」とオス
メスの同意を得ずに巣作りを始めたら怒られてしまう。
「とりあえず今日はあきらめよう。」
と、この日オスはどこかに行ってしまった。
2018年1月2日の記録
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つづく
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