このブログでは2017年、井の頭公園のカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を紹介しています。
親鳥の羽の中で眠る雛 7月8日早朝、七井橋たもとにて
井の頭公園では現在(2017年7月)6つがいのカイツブリが見られる。
抱卵中、巣作り中のものが3つがい、残りはそれぞれ2羽のヒナを持ったつがいだ。
それぞれ生まれた時は5~6羽と数多くいたヒナは、天敵に襲われたりなどして数を減らし、ヒナを持つ3つがいで残ったヒナは全て2羽だけ。
生まれて間もない小さなヒナは親鳥の羽の中などでよく暖をとっている。
ヒナにとって、外敵に襲われる心配もほとんど無く、暖かくとても心地いいのだろう。
毎朝、日が明けてしばらくして、ゆっくり目を覚まし泳ぎ出す。
すぐに朝ごはん。
ヒナは夜の間におなかはぺこぺこ。
今日も、親鳥にとってもヒナにとっても長い一日が始まる。
どんどん食べてどんどん大きくなるヒナ 7月9日
この親子は、前ブログの縄張り争いで勝利した親子。
けんかに強い両親を持ったおかげで、縄張りも広く、子供たちも悠々といっぱいご飯を食べる事が出来る。
両親の運んできてくれた餌は何でも食べる。
食べても食べても、もっともっと餌をねだるヒナたち。
親鳥は忙しく、時々昼寝休憩を織り交ぜながら、日が沈むまでせわしなくヒナたちに餌を運び続ける。
親鳥に甘えるヒナ、7月9日夕暮れ後
長い一日を終え。今度は長い夜を迎える。
いっぱい食べて、気持ちよくねぐらに戻った親子。
一日の仕事を終え親鳥たちも日の終わりには、体は疲れてくたくた、ぐっすり眠って明日の漁にそなえる。
ヒナの成長は非常に速く、朝と夕方でもサイズが違って見えるほど。
ヒナは、たった2日間だけでこんなに大きくなった。
もうヒナたちは親鳥の羽の中で休むことが出来ない。
親鳥のように潜水出来るようになったヒナ、7月11日
2日ぐらい前から、両親の潜る姿を真似て潜れるようになってきた。
平泳ぎのけりのように大またを広げ、ひと蹴りで一気に水中へと潜っていく。
ヒナは潜るたびに泳ぎがうまくなり、すぐに10秒以上潜れるようになった。
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つづく
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