このブログでは2017年、井の頭公園のカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を、写真と共に紹介しています。
新たに巣を作ったのは、葉っぱの生い茂る木の枝 7月16日
6羽いたヒナを全て失った弁天池のカイツブリ夫婦。
あきらめずに、繁殖するためその後もいくつかの場所で巣を作ろうとした。
それらは上手くいかず、そして最後に作ったのがこの巣。
「カイツブリ子育て観察日記、4」で取り上げたカイツブリのつがいは、弁天池の上流側、奥に再び巣を作った。
巣の補修を急ぐ親鳥 7月16日
巣には既に卵が産み付けられている。
すぐにでも沈んでしまいそうな、水びだしの弱弱しい巣。
親鳥はひっきりなしに巣を補強するが、果たして間に合うのだろうか?
親鳥の重みで卵は水に浸かってしまう 7月16日
卵を温めなければと、親鳥が巣に上がると、重みで巣は半分近く水に浸かってしまう。
卵は半分水没状態。
水に浸かった卵を温め続ける親鳥 7月17日
それでも親鳥は卵を温め続ける。
雨が降ったら、またすぐに沈んでしまいそうな巣、大丈夫だろうか?
葉っぱの茂った木の枝、雨が降ると大きくたわみ沈んでしまう。
心配だ。
日を置いて現場に、行ってみると、残念ながら心配は的中。
巣もろとも卵と共に跡形も無くなっていた。
しばら周辺にいた親鳥たちも、いつの間にやら姿を消した。
この年の繁殖はあきらめてしまったようだ。
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つづく
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