このブログは2018年に井の頭公園で繁殖したカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を紹介しています。
前年、観察を続けていたヒナたちは全滅。今年こそヒナが立派に成長するまでの一部始終が見てやろう!と、書き始めたのがこのブログです。
4羽いたヒナは2羽だけ、どうしたのだろう? 6月15日、水生物園
6月14日、4羽に減ってしまっていた水生物園のカイツブリ、どうなっただろうか?
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もともと5羽のヒナがいた水生物園のカイツブリ家族。
6月14日、見に行ってみると、2羽しか見当たらない。
どうしたのだろう?
親鳥も1羽しか見られない。
もう1羽の親鳥はどこへ行ってしまったのだろうか?
目撃情報によると、1羽のヒナは親鳥に攻撃を受けていたそうだ。
逃げ惑うヒナを、親鳥は追いかけ、執拗につついて攻撃していたという。
去年も、そこまではむごくないが、親鳥が子を間引くような行動が何度か観察された。
選ばれたヒナだけに餌を与え、他のヒナには餌を与えない。
餌を求めて近づいてきても、餌を与えず追い払う。
兄弟も、親鳥を真似て強気にその固体をいじめる。
やられる固体は精神的にも肉体的にもダメージを受けてしまい、いつの間にかいなくなってしまう。
親の子殺しは他の動物でも観察されている行動で、特に珍しいというわけではない。
餌が少なければ、ヒナを無事に育て上げるには、ヒナの数は少ないほどうまくいく確率が上がる。
それも、早ければ早いほどいい。
親鳥が状況をみて故意的に数を減らすわけだ。
それが生理的なものか、故意的なものかは分からない。
理にかなっている事だと分かっていても、小さなヒナがやられる姿は、見ていて非常にむごたらしい。
外敵にやられてしまうのであれば、仕方ないと諦めが付くのだが。
ここでは、それだけ餌の状況が深刻なのだろうか?
いや、そんな事は無いと思うのだが。
水草は繁茂してきているものの、冬の間はかいぼりで干上がっていた池。
小動物の卵などの多くも、死滅してしまったのかもしれない。
(後日、直接見たという目撃者に聞いた話によると、このヒナを攻撃していたのは、お隣さん七井橋ファミリーからやって来た親鳥だという。だとすると、縄張りをめぐっての抗争、水生物園の家族が負けた事になる。)
その追い出されたと思われるヒナ、逃げて下流の狛江橋近くで目撃されたそうだ。
親鳥に守られず、外敵のうじゃうじゃいる中、丸裸のヒナは無事に生き残れる道はほとんど無いに等しいだろう。
かわいそうだが、しかたない。
もう1羽のヒナは、目撃証言によるとスッポンにやられてしまったそうだ。
あの、巣の隣でいつもヒナの姿をうかがっていたスッポンだろうか?
餌が少ないのは彼らにしても同じ事、呼吸の時には水面上をよく観察
変温動物のスッポン、小さなヒナ一羽でも、何日もお腹は持ちそうだ。
スッポンは池の透明度がいい水面下から、カイツブリの様子を観察し、ヒナを襲うチャンスをずっとうかがっていたのだろう。
順調と思われたが、5羽元気な姿はもう見る事が出来ない。残念だ。 6月5日
弁天池家族はどうだろうか?
順調に孵り4羽になった雛、残るは1羽だけ 6月14日
弁天池、順調にヒナが1羽増えた。
明日最後の卵が孵るかな?
アシ藪に隠れてほとんど見えない七井橋ファミリーは?
無事にやっているのだろうか? アシの陰に隠れてよく分からない。 6月14日
気配がしないので、まだ卵は孵っていないように見えるが。
そろそろ卵が孵りそうな、ひょうたん池ファミリーはどうかな?
4個の卵が見える。 6月14日
こちらはまだ孵っていないようだ。
こちらも卵の色がベージュがかってきている。
どこも、そろそろ卵が孵るベビーラッシュになりそうだ。
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つづく
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