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Photographer Takashi Iwamoto Blog

ブログ | アフリカ フォトグラファー 岩本貴志|ドキュメンタリー ビデオ / 写真 撮影

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執筆者の写真岩本貴志

「続、カイツブリの子育て」その6、順調と思われたのだけれど

更新日:2022年7月27日

このブログは2018年に井の頭公園で繁殖したカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を紹介しています。

前年、観察を続けていたヒナたちは全滅。今年こそヒナが立派に成長するまでの一部始終が見てやろう!と、書き始めたのがこのブログです。


ここは数日前までカイツブリの巣とたまごがあった場所 5月21日



5月21日、カルガモの騒ぎから4日ぶりに訪れた井の頭公園。


ひょうたん橋近くに作られたカイツブリの巣が見当たりません。

主と思われるカイツブリ夫婦は巣のあった周囲をうろうろしています。


何が起こったのでしょう?


 


巣に異変が

卵を温めている期間は、卵はしっかりと守られているので、特に何も起こらないと思っていたのだが、間違いだった。


ひょうたんファミリー、最も安泰と思われていたカイツブリの巣は跡形も無くなっていた。

いったい何が起こったのだろう?

話によると日曜の朝、巣が固定されていた木の枝から離れて流れてしまったらしい。

巣材が上手く木の枝に固定されていず、強い風に流されてしまったのだろうか?


実際見ていないのでなんともいえないが、とにかく悲しい。

カメにやられたという話をする人がいる、去年ここのヒナはカメにやられてしまったりしたので、そうかもしれないと思った。

もし特大スッポンに卵を狙われたら、カイツブリに対抗手段はあるのだろうか?


主のカイツブリ夫婦は、流れていく巣の近くで悲しそうに鳴き続けたそうだ。

そう悲しんでばかりいても仕方ないと、今は心を入れ替え新しい巣作りに励んでいる。

そして、その場所は、去年巣を作ったのと同じ場所、旦那が巣を作りたがっていた場所だ。


実際今回崩壊してしまった巣の場所について、旦那はあまり乗り気じゃなかった。


「言わんこっちゃねーべした!」とでも言っているかな?

いやいや、そんなネガティブな事は考えないだろう。

きっと、そんな暗い過去の事よりも、明るい明日を見ている事だろう。



夕暮れ時、2羽で力を合わせて巣を作り直す



2羽は切羽詰ったように2羽で協力しながら、ほとんど休む事も無く夕方遅くなるまで巣を作っていた。


潜っては、巣材を新しい巣を作ると決めた場所に乗せていく。

何度も何度も、繰り返し繰り返し。


夫婦の心は、一つの目標に向かって完全に一つにつながっているようだ。



 


弁天池のつがいはどうだろう?


弁天池の番はやっと巣を決めたようだ。

弁天池のつがいは、やっとの事、巣の場所を決めたようだが、果たして上手くいくかな?


巣はまだ完成していないようだが、既に卵は2つ産みつけられている。

一つ目の卵は巣が貧弱で落としてしまったと聞く。

ひとつ気になるのは、巣の場所。

固定している機には多くの葉、葉っぱのある木は雨が降ると重みでけっこう沈む。


去年もそれで失敗するカイツブリの巣を見たので、ちょっと心配だ。


その失敗したつがいは弁天池のつがい、もしかしたら同じつがいなのかもしれない。



七井橋のつがいはあちこちに巣を作りかけてはいるが場所がまだ決まらない。




つづく


 

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