このブログは2018年に井の頭公園で繁殖したカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を紹介しています。
前年、観察を続けていたヒナたちは全滅。今年こそヒナが立派に成長するまでの一部始終が見てやろう!と、書き始めたのがこのブログです。
再び交尾を繰り返し、産卵の準備。5月25日
巣も、抱卵中の卵も台無しになってしまったカイツブリ君。
気を取り直し作った巣はほぼ完成。
さてさて今度こそ。
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新たに巣を作ったのは、巣作り第二候補だった場所。
失敗した場所を選ぶ前、つがいの一羽、旦那はこの場所を望んでいた。
最初の巣で失敗した今、再びこちらに巣を作り直した。
去年、巣を作ったのと同じ場所。(おそらく別のつがい)
巣はまだ未完成、2羽乗ると水中に沈んでしまう。
巣が完成する頃を見計らって、その頃に卵が産めるよう交尾が繰り返される。
とても急いでいるようだ。
一つ目の巣、ヒナが変える直前に崩壊、卵も全滅。巣の作り直しからの一からのやり直し、既に1ヶ月以上遅れている。
急ぐ理由は、初夏から夏にかけて、えさも豊富、日も長いので漁に費やせる時間も長く、より多くのエサが捕まえられる。
早ければ早いほど、秋口までヒナがより大きく成長出来る。
急ぐ理由は、そこにあるのだろう。
ヒナが大きくなれば周りのカイツブリに対しても優位に立てる、早いに越したことは無さそうだ。
去年、追いかけていたカイツブリは繁殖の時期が遅かったがため、秋口まで十分成長出来ず、最後の一羽のヒナは、台風が通過すると共に見られなくなった。
秋口に良く来る台風なども、ヒナたちにとって大きな脅威だ。
さてさて、水生物園のつがいたちは?
卵は無事、巣も頑丈そうだ、そろそろ孵化するかな?
こちらでは、卵5個生んだのは確認しているが、見えるのは4個だけ。
隠れて見えないだけかな?
親鳥は、卵の中から聞こえる音を聞いているのかもしれない。
くちばしで、卵をいじりながら中の様子を確認しているようだ。
巣はさらに補強され、沈んだり流されたりする心配は無さそうだ。
ひとつ危惧されるのは、すぐ近くにスッポンの甲羅干し場がある事。
スッポンは、ヒナの食べごろを、よだれをこらえて待ち狙っているのかもしれない。
カイツブリも危惧しているようで、スッポンが動くたびに警戒を強める。
スッポンの視線はカイツブリに向いている。
子育て、どこでもそうだが、油断は許されなさそうだ。
そして、弁天池のつがい。
弁天池のつがい、卵は4個、巣もだいぶしっかりしてきた。5月25日
弁天池のつがい、卵は前部で4個見える。
見ていないうちに、2個の卵が産み足されたようだ。
巣の補強は怠らず、巣もだいぶしっかりしてきた。
カイツブリの巣、巣材はほとんど水中から拾ってきたもの、比重は水よりも重いものが殆ど。
ほうっておくと沈んでいく、常に補強、補充が成功の鍵のようだ。
補充を繰り返すと、水上に乗っかっている部分が少しずつ乾いていくので、浮力も増して行く。
最後に七井橋、まだ巣の場所が決まらないつがいは?
巣が作れない理由はこいつかな? 泳ぎと藪に隠れるのが達者なアオダイショウ君
七井橋の番いは、何箇所も巣を作りかけたりしたが、全て放棄したのかほったらかし。
何か理由がありそうだ。
この場所は藪の近く、蛇がうじゃうじゃいるようだ。
達者な泳ぎで池の上を行ったり来たりするアオダイショウ君の姿。
毎度、行くたびに目撃するほどのヘビ密度。
藪に隠れているものを含めると、相当な数がいそうだ。
橋の近く、ちょうど巣を作りかけたばしょ、ヘビの泳ぎのコースのようだ。
こんな場所で繁殖ができるはずが無いのは、誰の眼にも明らかだ。
果たしてこの番い、うまく巣の場所を見つける事が出来るだろうか?
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つづく
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