スマホのカメラでは物足りないなー、もっときれいに写真が撮りたい!
一眼レフや、レンズ交換式のミラーレスカメラで撮れば、きっと、そんな願いをかなえてくれるのだろう。
このブログでは、一眼レフやミラーレスカメラで撮れる写真とその魅力について書いていきます。
このブログを読み終わったころには、一眼や、レンズ交換式ミラーレスカメラの魅力をご理解いただけると思います。
カメラ関連の薀蓄記事、カメラレンズの蘊蓄ブログにまとめてあります。
気になったらちょっと覗いてみてください。
このブログの筆者はアフリカを拠点に活動するフォトグラファー。テレビ番組の撮影や、その他もろもろの写真撮影を行なってきました。
日本では量販店でのカメラ、レンズの販売経験も数知れず、
そんなカメラ好きによるブログになります。
ちょっと偏りがあるかもしれませんが、わかりやすく解説を目指し書いていきます。
最後まで目を通していただければ幸いです。
目次
カメラ講座、その1
ミラーレス、一眼レフカメラを使う理由
いまではスマホを使えば、手軽に高画質な動画や写真が撮影出来てしまいます。
カメラ性能の選れたスマホで撮れば、一昔前の専用機に凌ぐような写真を提供してくれたりもします。
一眼レフカメラや、ミラーレスカメラで撮影する理由はどんなところにあるのでしょう?
普段持ち歩いているスマホに、高画質なカメラが内蔵されているのも脅威ですが、
まだまだ思い通りに撮れなかったり、ストレスを感じる事もあるかと思います。
ちょっとスマホカメラの欠点と、どんな風に撮れたら良いのかリストしてみました。
スマホのカメラ、どんな欠点がある?
画角、焦点距離が限られる、もっと望遠で撮りたい、
被写体の前後が大きくボケてくれない、
暗いところに弱い
決定的瞬間に弱い
絞りやシャッター速度、フォーカスを自由自在に設定出来ない
炎天下だと、何を撮っているかスクリーンが反射して良く分からない
こんな風に撮れたらいいな!どんな風に?
もっときれいに印象的に撮りたい!
前後をボカして被写体を浮きたたせたい!
動きのある被写体の決定的瞬間を撮りたい!
絞りやシャッター速度、フォーカスを自由に設定して撮影したい!
炎天下でも、被写体をくっきりと見ながら撮影したい!
望遠から、超広角レンズまで画角を変えて撮りたい!
上記した希望に答えてくれるのが、
設定を自由自在に自分で決められ、レンズ交換の出来る、一眼レフカメラや、ミラーレスカメラを使用する事です。
もちろん一眼レフ、ミラーレスにはこんな欠点があります
かさばる
大きく重い
値段が高い
そんな欠点を補っても余りあるメリットがあるのが、一眼レフやミラーレスだと筆者は考えます。
値段については、最新機種とかにこだわらなければ、高価なスマホよりもお安く写真を楽しむ事も出来るのです。
そんな事もこのシリーズで紹介するつもりです。
さて、いろいろとメリットをあげて生きます。
一眼レフ、ミラーレスカメラを持つメリット
一眼レフや、ミラーレスカメラを持っているだけで、なんかいい写真が撮れそうでわくわくしてきますね。
カメラを持っているだけで、「もっといい写真を撮ったるで!」と、いろいろな場所に出かけるようになったり
「次回はもっといい物を撮ってやろう!」と自分自身をさらに、どこかえと連れて行ってくれるツールになってくれたりもします
決定的瞬間を狙って、じっくりと物事を観察するようにもなりますね
持っているだけで、いい写真が撮りたくなります
SNS等にもより美しい写真が投稿できますね
思いつくままにあげてみましたが、まだまだいろいろありますね。
一眼レフや、ミラーレス、レンズ交換で写真の楽しみは無限大!
一眼レフや、ミラーレスは、超広角から超望遠まで数多くのレンズやアクセサリーを使う事が出来ます。
他にもアダプターを介して、望遠鏡や顕微鏡に接続する事も可能です。
また、オールドレンズを付ければ、最近の隅々まで濁りなくシャープなレンズとは違った、独特の写り、味わいを楽しむ事も出来ます。味わいで比較すると、ミネラルウォーターと、お茶ぐらいの違い。そんなイメージです。
数多くのフィルター類、を使えば表現の幅はさらに広がります。
写真に限らず、今の一眼やミラーレスであれば、業務用機とさして変わらない高画質な動画が撮れてしまいますので、自主制作映画だって作れてしまいます。
そんなこんなで、あらゆる表現が可能になります
レンズの固定されている高級コンパクトカメラもありますが、これから写真を始め、写真を楽しむのであれば、圧倒的にレンズ交換の出来る一眼レフカメラや、ミラーレスカメラをオススメします。
レンズを交換してこその一眼レフ、ミラーレスカメラの醍醐味かと思います。
※高級コンパクトカメラは、カメラとレンズ、焦点距離と絞り、写真の出方などを把握したクロウト向けのカメラかと思います。
それでは、一眼や、ミラーレスのカメラで撮影すると、筆者の撮影した写真を交え見ていきます。
どれも、スマホのカメラではなかなか撮れないものばかりです。
瞬間を切り取る!
こんなシャッターチャンスにも対応出来るのが一眼レフカメラ
上のリスは、フルサイズ、70-200mmの望遠ズームレンズで撮影。
リスがジャンプ!その瞬間を狙って撮影しました。
ISO感度を上げて、シャッター速度を上げて、ジャンプするリスのブレを抑えて撮っています。
生き物の写真を撮るには、生き物の動きを観察し、先を予測して撮る必要があります。
植物を含め動物や野鳥、昆虫、ペットなどなど生き物が好きであれば、見て観察するのも苦では無いでしょう。
カメラを持っているだけで、今まで見えなかった彼らのの細かなしぐさなどが見えてきます。
なかなか上手く撮れませんが、そう易々と撮らせてくれないところが、動物写真の醍醐味ですね。
野鳥や野生動物となるとなおさらです。
フルサイズ、200mm f2.8の望遠レンズで撮影しているので、被写体の前後は大きくボケてくれ、被写体をより引き立ててくれています。
上の写真は東京井の頭公園の自然文化園の中にある、りすの小径です。
リスと戯れる事のできる、お子さんを連れての家族連れにおすすめの場所です。
筆者は日本滞在中、カイツブリの子育てを観察に行った折、時々足を運んでいました。
ワイドレンズ(魚眼レンズ)で撮影
ワイドレンズを使用すると、遠近感を誇張して撮影する事が出来ます。
対角魚眼レンズで広く撮る、レンズ交換でいろんな表現が可能
上の写真は魚眼レンズで撮影しています。
左下に写っている人たちと比べて、右側に写っているマグロは体長5メートルばかいありそうに見えます。
実際にそこまで大きくは無いものを、魚眼レンズの遠近感の誇張効果によってより巨大なマグロのように演出されています。
レンズ交換によって、写り方、遠近感が大きく変わるという一例です。
【関連記事】
設定を変えて自由自在な写真表現
一眼レフやミラーレスは、シャッター速度や、絞り、ISO感度、フォーカスを自由自在に設定出来るので、同じ被写体、同じレンズでもいろいろな表現が可能になります。
流し撮り
シャッター速度を遅く設定して流し撮り
しっかりと画面の隅から隅まで、シャープに撮るのもいいですが、あえて被写体以外をブラす手法もあります。
シャッター速度を遅く設定して、被写体に合わせてカメラを動かし、被写体以外をブラす撮影手法、これを流し撮りといいます。
流し撮りで撮ると、被写体の動きやスピード感、脈動感を表現する事が出来ます。
流し撮りで撮るには、シャッター速度を遅めに設定し、動く被写体に合わせてカメラを動かして撮影します。
シャッター速度を遅く設定するほど、より大きく流れますが、被写体をくっきりと撮るのは難しくなってきます。
シャッター速度を変えて撮影しながら、ちょうど良いシャッター速度を見つけ出すといいでしょう。
絞りや、シャッター速度の設定を変える事によって、写りが変化する、そんな写りをコントロールして撮影するのも一眼レフ、ミラーレスの撮影の醍醐味でもあります。
カメラ撮影においての設定についても、ブログで取り上げる予定です。
花火
三脚でカメラを固定すれば、きれいな花火の写真も簡単に撮る事が出来ます
上の写真は江ノ島の花火で、日本滞在中に撮影したものです。
最近のカメラには手振れ補正という便利な機能が搭載されていますが、短い時間に限られます。
風景とともに、花火の奇跡の写真を撮るには、数秒から数十秒と長い露出時間が必要になるので、三脚は必須になります。
花火を撮るときのコツ
三脚を使えば、花火を軌跡として捕える事が出来ます。
でも、花火は高輝度なので、長時間露光すると、カラフルな色が出ずに白っぽく飛んでしまいます。
明るくカラフルな花火の色を美しく表現すために、上の写真ではNDフィルターで減光して撮影しています。
豊富なアクセサリーを使う醍醐味
写真を美しく表現するための、豊富なアクセサリーが各社から販売されています。
レンズ交換と合わせて、フィルター等のアクセサリーも上手く利用すれば、写真の楽しみは無限に広がっていきます。
使用しているNDフィルターは色を変えずに、光を減光してくれるサングラスのようなフィルター、花火を撮るには、ND16ぐらいが程よく光を減光してくれ筆写はちょうどよいと思います。
ND16は、光を1/16に減光するフィルターで、絞り4段分を減光してくれます。
例えば、絞りf22でちょうどよい条件で、ND16フィルターを使用すると、f5.6で撮影出来るようになります。
ケンコー・トキナー製のフィルターは質も良いのでおすすめです。
実際にこのフィルターを使って撮影しています。
詳しい事は今後のブログに記す予定です。
よりコンパクトに持ち歩け、撮影ではより長くしても使える、軽量な4段から5段式の三脚がおすすめです。
三脚は良いものを選べば、何十年も使えてしまう代物。
値が張っても、最初から良いものを選んでおけば、長い目で見ればずっとお得です。
天体写真
一眼レフや、ミラーレスを使えば、美しい星空の写真も撮れてしまいます。
ネットでは、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡で撮影したトンデモ写真が見れてしまいますが、やはり自分自身で撮って仕上げるのはやっぱり乙です。
レンズ交換出来るのでこんな写真も撮れてしまいます
三脚に固定するだけで星空は簡単に撮れてしまいますが、日周運動で星はすぐに流れてしまうので、星を点状に撮ろうとすると、露出時間は短い時間に限られてしまいます。
でも、最近の高感度性能の優れたカメラであれば、三脚だけでもかなりくっきりと星空を撮る事が出来ます。
固定して撮るので、風景と一緒に星景写真としても楽しむ事が出来ます。
さらに露出を伸ばせば、軌跡として写る星空に仕上げる事が出来ます。
それはそれで美しいのですが、宇宙の星星の細かな様子は見る事が出来ません。
星空を撮るのにもソフトフィルターや、クロスフィルターを使用すればより星空を印象的に捕える事も出来ます。【星空を印象的にするフィルター】(内部リンク)
星を写すための秘密兵器、赤道儀
赤道着を使えば、露出を伸ばして撮影出来るようになります。望遠レンズで星雲、星団の細かな様子も捉えられます。
上の写真は有名なアンドロメダ大星雲、フルサイズ一眼と300mmf2.8の望遠レンズを使って、2分間の露出を与えて撮っています。
星雲部分をトリミングしています。
300mmで2分間の露出となるとガイドが必要だったりと、ちょっと難しいですが、露出時間を短くしたり、焦点距離を短く、画角を広げれば撮影はより易しくなります。
露出時間を延ばすほどに浮かび上がってくる星雲星団の淡い光と細かな濃淡。
カメラで撮影する星空の世界、望遠鏡を使っても肉眼では見えない宇宙の姿が浮かび上がってくる様はなんとも、感動的です。
ポータブル赤道儀
望遠鏡を据えつけるような本格的な赤道着も良いですが、大きくかさばるので手軽に持ち歩けません。
そんな中、便利な星空撮影アイテムとして、ポータブル赤道儀、通称ポタ赤があります。
手軽に持ち運び出来るので、望遠鏡を使わない星空の撮影では非常に重宝します。
日本であれば、北極星が見えるので、付属の極軸望遠鏡を使用すれば、簡単に非常に正確に極軸をセットする事が出来ます。
北極星が見えないケニアでは極軸合わせは大変です。
ポータブル赤道儀は、ケンコー・トキナー社製のスカイメモSや、ビクセン社製のポラリエがおすすめです。
筆者はケンコー・トキナー製のスカイメモT(生産完了品)を使用しています。
※上のアンドロメダ大星雲は、天体望遠鏡用の赤道儀スーパーポラリスで(小学生時代から所有)手動ガイドで撮影しています。
星空を撮るのにおすすめはフルサイズ
星など暗い被写体を撮影するには、高感度特性の優れたフルサイズに、明るいレンズが有利です。
もちろん、APS-Cやフォーサーズでも美しい星空の写真は撮れますので、フルサイズにこだわる必要はありません。
カメラのフォーマットサイズ、メリットデメリットについては次のブログで詳しく取り上げます。
星空を撮るのにカメラのサイズよりもずっと重要なのは、空が街灯の光で汚れていない(光害の少ない)郊外へと出かける事です。
ためしに都心の空を撮影してみると、手持ちでも試してみてください、
カメラを持って星を撮るために、郊外に連れていってくれる、そんな一例ですね。
星空撮影についてもブログで書く予定ですのでお待ちください。
まとめ
一眼レフ、ミラーレスカメラを使えば、写真表現は自由自在、
スマホでは撮れないようなあらゆる写真を撮る事が出来ます。
レンズ交換や、フィルター、ポタ赤、その他数多くのアクセサリー類を使えば、表現の幅は無限大です。
一眼レフ、ミラーレスカメラのメリット
ほんどの被写体をきれいに印象的に撮る事が出来ます、もちろんテクニックは必要ですが
望遠レンズや、明るいレンズを使えば、被写体の前後を大きくボカして浮きたたせる事が出来ます
動きのある被写体の決定的瞬間が撮れます
絞りやシャッター速度、フォーカスを自由に設定して撮影出来ます
ファインダーや液晶ビューファインダーを覗けば炎天下、雪山、白砂の浜でも、被写体をくっきりと見ながら撮影出来ます
レンズ交換で、望遠から、超広角レンズまで自由自在な画角で撮影する事が出来ます
ほんの一例でしたが、一眼レフ、ミラーレスカメラがあれば、状況に応じて、あらゆる写真が撮れる事がお分かりいただけたと思います。
無限に広がる、カメラ、写真の世界、あなたの手で開拓してみてはいかがでしょう?
次は、一眼レフ、ミラーレスのフォーマットサイズ、どんなフォーマットサイズがいいのかについて取り上げます。
【関連記事】
Comments