カメラ講座1、2、3、4、では、一眼レフカメラ、レンズ交換式ミラーレスカメラの良さ、選び方についてお話しました。カメラ講座5では、カメラの購入と同時に取り揃えたいカメラアクセサリーを解説していきます。
筆者はAfricaを拠点に活動するフォトグラファー、
日本ではカメラの販売経験も数知れず、
そんなカメラ好きのブログになります。
カメラを始めたばかりの方でも分かりやすくブログを目指して書き進めていきます。
さて、ご自分に合ったカメラを見つけ出されたとして話を進めていきます。
カメラ購入と同時に取り揃えたいカメラアクセサリー
レンズ交換式ミラーレスカメラ、一眼レフカメラに少なくともレンズ1本もしくは2本、購入されたかと思います。
今回はカメラ初心者が、カメラの購入と同時に取り揃えたい物について話していきます。
カメラアクセサリーその1
カメラバッグ
カメラを衝撃や、雨、埃から守ってくれ、尚且つ素早く出し入れが出来るバッグ。
カメラバッグは必須アイテム。
このバッグを満載にすると、ショルダーで担ぐのはきつい
最近のカメラの多くは密閉性が高められ、日常生活防水の機種もあり、多少の雨ぐらいではびくともしません。
でも、カメラ、レンズは精密機器、衝撃に強いわけでもないので、手荒に扱ってしまっては故障の原因になってしまいます。
ぶつけたりして、衝撃で壊れてしまっては保障期間内であっても保障の対象外、
修理をするのにけっこうな修理代金を請求される事になりかねません。
そんなカメラの思いがけない故障から守ってくれるカメラアクセサリーがカメラバッグになります。
カメラバッグは、外部からの衝撃などからカメラを守るために、ウレタン等の衝撃吸収する素材で覆われています。
バッグの中身は、カメラやレンズ同士がお互いにぶつかって傷を付け合わないように、クッション素材で仕切りになっています。
カメラアクセサリーの小物類なども仕切られています。
撮影の際のカメラの出し入れがやりやすいように、バックルで素早く開け閉めが出来、尚且つ、防水性を保つためにジッパーで完全に閉じられる工夫もされているものもあります。
カメラを始めたばかりであれば、それほどかさばらないカメラ機材、小さなショルダータイプのバッグがオススメします。
理由は、カメラの出し入れのやりやすさです。
最初はカメラ本体と1本のレンズでも、もう1本余分にレンズが入るぐらいのサイズのバッグをおすすめします。
また、普段使いのバッグをカメラバッグとして使用出来るようなカメラアクセサリーも販売されています。
クッション素材でカメラやレンズを守るポーチ、巾着状の物などが販売されています。
クッション素材で出来たポーチにカメラを入れれば、普段使いのバッグでも安心してカメラを持ち運べます。
下の様な、仕切りが付いたものであれば、どんなバッグであってもカメラバッグに様変わり。
カメラ本体とレンズ数本を安心して、運べます。
とっても便利なアイテムです。
撮影時のカメラやレンズの出し入れのしやすさで考えれば、カメラバッグの右に出るものはありません。
カメラバッグのデザインも千差万別、カメラの取り出しやすさ、防水性、衝撃吸収性などを考慮して、気に入られたデザインのカメラバッグを選んでいただければいいと思います。
カメラバッグを選ぶ際は、使用するカメラ、レンズを実際にバッグに入れてみて、フィット感や、使いやすさを確かめてみる事をおススメします。
同時にアクセサリー類の収納場所、仕切り等も、撮影をイメージしながらシュミレートしてみましょう。
カメラバッグを選ぶときの確認事項
機材の出し入れのしやすさ
ジッパーや、バックルの作動性、スムーズに開け閉め出来るか
今後購入する予定のレンズの収納場所
レンズフィルターの収納場所、出し入れのしやすさ
フラッシュディスクの収納場所
クリーニングキットの収納場所
雨が降ってきたときの、防水カバーの有無
ペットボトルや、カメラ以外のものの収納場所
耐久性の良い素材、縫製のクオリティ
などなど
カメラバッグを選ぶ豆知識
あまりにも軽量化されたものよりも、多少重くても、しっかりと機材をホールドするカメラバッグをおすすめします。
長い時間カメラバッグを担いでいると、剛性が十分でなくたわんだり、カメラがホールドされていないバッグはけっこう重く感じたりします。
そんなバッグは長持ちしません。
野鳥や野生動物等を撮ろうとお考えの方は、マジックテープを使用していないものをお勧めします。
理由は、開け閉めにビリビリと大きな音を立ててしまうからです。
野鳥や、野生動物がびっくりして逃げてしまう原因になってしまいます。
カメラを始めたばかりであれば機材が少ないですが、写真を楽しむにつれて機材はおのずと増えていくもの、カメラバッグは多少大きめのものを選ばれることをおススメします。
また、ポケットも多ければ、これから増えていくアクセサリーなど小物類の収納にも便利です。
ザック型カメラバッグ
機材が増えて、望遠レンズなども加わった場合、機材はけっこうな重さになってきます。
重たいショルダーバッグを肩から下げていては撮影に支障が出てきてしまいます。
カメラの出し入れが面倒になりますが、両手が開くザックタイプ、リュックタイプのカメラバッグがお勧めです。
ザック型には、バッグを寝かせて全開きになるもの、上下しきりになっているものなどいくつかのタイプがあります。
ご自分のスタイルに合ったバッグを選びましょう。
最初は何がどういいのか解らないかもしれませんが、カメラバッグとしてデザインされたバッグなのでどれも、それぞれの良さがあります。
ちなみに筆者は、寝かせてフルオープンになるザック型を好んでずっと使っています。
理由は、望遠レンズから、広角レンズまで、仕切りによって、自由自在にセット出来る万能性ですね。
それと、ちょっと大き目のラップトップが入るというのも、筆者にとって重要な項目です。
腰を守るバランスウエイトとしても使えるザック型
ザック型のメリットとして両手が開くというのもありますが、もう一つ大きなメリットがあります。
それは、体の前後でバランスが取れるので、腰が痛くならないという事です。
筆者はサンニッパ(カメラと合わせて4.5kg)などで手持ちで撮影する場合、あえて使わない機材をバッグに入れてわざと重くして、バランスをとっていました。もちろん使かうかもしれない機材ですが。
体の前後でバランスが取れるので、腰に負荷が行きません。
バッグ無しで、首から前に重いカメラをかけて一日中撮影すると、かなり腰にきます。(※人によります)
防湿剤、乾燥剤、カビ防止剤
カメラバッグの中には、一緒に乾燥剤や、カビ防止剤を入れておく事をおすすめします。カメラをカビなどから守られるようになるので、なお良いです。
雨の日の撮影、カメラバッグが濡れたり湿ってしまったら、よく乾かしてからカメラを保管しましょう。
乾燥剤にも、乾かせば使い回しが出来るものもあるので、説明文をよく読んで上手い具合に再利用しましょう。
カメラバッグの中には、防水カバーが付属したものもあるので、雨天の場合は上手く利用しましょう。
防水カバーが付属していなくても、一つ防水用ザックカバーで代用できます。
これががあると雨の日でも安心して撮影出来ます。
カメラアクセサリー、その2
カメラ、レンズ、クリーニング用品
次にご紹介するのが、クリーニング用品。
カメラをやるには必須のアイテム
クリーニングクロス、ブロアー、クリーニングブラシ
クリーニングクロス、マイクロクロス
カメラを扱っていると、どうしてもカメラは汚れてくるもの、特にレンズの汚れは直接写真の仕上がりに影響を及ぼすので、出来るだけ早くクリーニングする必要があります。
カメラボディーは手元にあるハンカチなどで汚れをふき取ってあげても、それほど問題ではありません。
しかし、レンズ表面は非常にデリケート、傷がつかないようにいたわってクリーニングする必要があります。
また、レンズ表面には透過率を高めるための特別なコーティングが施されているので、そのコーティングを痛めないよう気をつけてクリーニングする必要があります。
レンズ表面のコーティングがダメージを受けると、撮影した写真に影響を及ぼしたりするので、カメラレンズ専用のクリーニングクロスを1枚持っておく事をおススメします。
縦横30cmぐらいかそれ以上ある大きめのものが、カメラをくるんだり、カメラバッグ内でクッションにもなるのでおすすめです。
シリコンが染み込ませてあるシリコンクロスという物もありますが、レンズ表面を拭くのには向いていないので注意が必要です。
カメラレンズクリーニング専用の、マイクロクロスが多数販売されているので適当な大きさのものを1枚、2枚取り揃えておくとよいでしょう。
セーム革
ちょっと値が張りますが、昔からあるクリーニング用カメラアクセサリーとしてセーム革(鹿の皮)があります。
質の良いセーム皮は、軽い力で非常に効率よくレンズ表面の汚れを落としてくれます。
筆者の経験上、どんなマイクロクロスよりも、軽い力で簡単にレンズ表面についてしまった指紋などの汚れを落とす事が出来ます。
レンズ表面についてしまった、指紋などのしつこい汚れを落とすのに重宝します。
セーム皮は洗剤、水で洗うとボソボソになりその性能が落ちてしまうので、洗わないほうが無難です。
汚れタブ分をずらしながら使かうと良いでしょう。
レンズペン
レンズのクリーニングにおススメなレンズペン。
レンズペンは初めての方でも安全に効率よくレンズ表面の汚れを落としてくれる揃えておきたい優れたアイテムです。
指紋などのしつこい汚れを落とすには、マイクロクロスやセーム皮にかないませんが、一般的なちょっとした汚れは安全に簡単に落とす事が出来ます。
レンズペンの逆側には、基本汚れを落とすための柔らかいブラシが付いているので、1本で埃を払ってレンズのクリーニングが1本で出来るので非常に便利です。
サイズや形も、清掃する場所によって使い分けられるように、いくつか取り揃えられています。
3本セット、大1レンズ用(球面)、大2フィルター用(平面)、小ファインダー用
このセットがあればほぼ事足りてしまいます。
一般的なレンズペンは丸型なので、角が掃除出来ない欠点があります。
欲をいうと、もう一本3角形の角が掃除出来るレンズペンがあれば、液晶画面も隅々まで掃除できます。
カメラアクセサリーのブロアーはけっこうかさばるので、ちょっとした撮影にはレンズペンだけをカメラバッグに忍ばせ持っていれば大抵の事は用が足りてしまう便利アイテムです。
ブラシ、刷毛
レンズペンにもブラシは付いていますが、レンズのガラス表面専用として、他と分けたいもの。
カメラボディーやレンズ以外の機材の埃を飛ばすのに大きめのブラシがあると効率よく汚れを落とすことが出来ます。
クロスと比べて傷を付けにくいのと、クロスでは届きにくい小さな隙間にも手が届くというメリットがあります。
三脚の付け根とか、カメラバッグのバックルとかですか。
ブロアー
ブロアーがあれば、カメラ、レンズに触れずとも大まかな埃やゴミを吹き飛ばすことが出来ます。
大きいほど強力に埃を吹き飛ばすことが出来ますが、大きくかさばってしまう欠点があります。
レンズ表面のクリーニング方法、注意点!
ここで、レンズの表面の汚れを落とす際の注意点。
レンズ表面をクリーニングする際、クロスやレンズペンでレンズ表面を触れる前には必ず、ブロアーもしくは柔らかなブラシででレンズ表面のゴミや埃を落としてあげる必要があります。
小さなゴミの中に、小さな金属片や砂粒などの硬い素材のものが混ざっていると、レンズ表面に傷をつけてしまいかねないからです。
是非、レンズ清掃を気をつけて行なってください。
お得なクリーニングキット
上にご紹介したクリーニング用品がセットでも販売されています。
最初は、値段的にもお得な、クリーニングキット、セット品を選ばれるといいかもしれません。
セット品で物足りなければ、自分にあった単品を取り揃えていけばいいと思います。
カメラアクセサリー、その3
フラッシュメモリーカード
写真を撮るための必須アイテムです。
最近は多くのカメラにSDカードが採用されています。
昔はいろいろな種類のフラッシュメモリーカードがありました。
メモリースティック、ソニー
スマートメディア→XDピクチャーカード、オリンパス、フジ
コンパクトフラッシュ、ニコン、キャノン
マルチメディアカード、現SDカード パナソニックその他もろもろ
長期的にトラブルフリーで使うために、極端に値段の安いものは避け、信用のあるメーカーのものを、信用あるお店やサイトから購入される事をおススメします。
偽物等質の悪い商品も多く出回っているので注意が必要です。
偽物でもとりあえず使えますが、書き込み、読み出し速度が出なかったり、長期的に使っているとトラブルが発生する頻度が高いです。
不良フラッシュメモリーが原因でカメラの調子が悪くなる事もあるので、信頼あるメーカーの物を使用しましょう。
今後長く、使い続けられるように、書き込みのある程度速いフラッシュメモリーカードをおススメします。
書き込みが遅いカードだと、カメラの機能が全て使えなかったりもします。スローモーションや4K動画で撮影出来なかったり、連写でバッファーがいっぱいになると、次撮れるまで、より長い時間かかったりもします。
ある程度余裕を持った書き込み速度のカードを選んでおいたほうが得策です。
今使わない機能であっても将来的に使うかも知れませんので。
メモリーカードは一枚余分に持っておく事をおすすめします
【理由は】
フラッシュメモリーカードは余分に1枚持っておけば、撮影枚数が増えてきても安心してペースを落とさずに撮影が続けられます。
もう一つ、こちらは保険のようなもの
予備のカードを持っていれば、万が一のカードエラーにも対応出来ます。撮影データが入っているフラッシュメモリーカード、まれにエラーが出る事があります。そんな時でも予備があれば安心です。
カードエラーが出ても、大抵、PCにつなげれば写真データは復活出来ます。
現場であわてて、フォーマットせずに、予備のカードを使えるようにしておきましょう。
カメラアクセサリー、その4
予備バッテリー(予備電池)
こちらも、写真を撮るための生命線ともいえる重要な部品。
カメラを購入すると、バッテリーと充電器がセットで付いてきます。
バッテリー一本でもそれなりに多くの写真が撮れます。
出先で撮影に夢中になってしまうと、気がつかぬ間にバッテリーはけっこう消耗してしまっているもの。
予備電池が無いと、バッテリーが終わると同時に写真が撮れなくなってしまいます。
そんな時でも、予備電池が1本あれば、安心して撮影に打ち込めます。
ミラーレスカメラは、一眼レフカメラよりも多くの電力を消費するので、より多くのバッテリーが必要になります。
最近はUSB給電出来る機種も出回ってきているので、予備電池でなくても撮影を続けられるように、モバイルバッテリー等、電源の予備を備えておくといいでしょう。
ケーブルを使った給電スタイルだと、フットワークが落ちてしまうので、撮影に出かける前に十分シュミレートしておきましょう。
やはり、撮影のフットワークを生かすのであれば、専用バッテリーの右に出るものはありません。
ミラーレスで、ヘビーに撮影を楽しむのであれば、予備電池は2本以上取り揃えておく事をおススメします。
予備電池もメーカー純正のものをおススメします。
値段の安いサードバーティー製のものの中には、バッテリー容量を偽った商品が多く存在するので注意が必要です。
カメラアクセサリー、その5
レンズ保護フィルター
筆者は、レンズの保護フィルターを取り付ける事をオススメします。
特に屋外での撮影が多い方は、プロテクター、もしくはUVフィルターを付けておくことをオススメします。
ほとんどのカメラレンズの表面にはネジが切ってあり、フィルターが取り付けられる構造になっています。
レンズ保護フィルター(プロテクター)は、無色透明なフィルター。
最近のほとんどのフィルターには、透過率を高めるための高品位なコーティングが施され、写真への影響を最小限に抑えてあります。
ただ、2面余計に増える反射面、条件によっては画質を落とす、ゴーストやフレアの原因になったりするする事もあります。
出来れば無いに越した事が無いのですが、実際の撮影現場、特に屋外で風雨や、波のしぶきなどにさらされる条件での撮影では、高価なレンズを守るための非常に重要なアイテムといえます。
筆者の場合、プロテクターではなく、多くはUVフィルターを使用しています。
一度フィルター(プロテクター)有りと無しで、サバンナでの撮影で見比べた事があるのですが。
なぜかフィルター有りの方が、よりくっきりとコントラストが上がって撮影出来ていました。
画面全体に薄く広がる青白いもやのようなものが抑えられた感じです。
使っていたのはプロテクターだったのですが、(上写真フィルター)そのフィルターのUVカット効果だと考えています。
筆者は、保護フィルターは写真が撮れるレンズキャップだと考えて使っています。
逆光など、条件によって、フィルターを付けたり外したりします。
もう一つメリットとしては、撮影時、誤ってフィルター表面が汚れてしまった場合でも、フィルターを外してすぐに撮影出来るメリットもあります。
レンズをクリーニングするよりもずっと素早く行なえます。
カメラアクセサリーの老舗のケンコーのフィルターはコーティングの質も良く、枠のつや消しや、滑り止めもしっかりしているので安心して使えます。
まとめ
カメラ購入時に取り揃えたいカメラアクセサリーは
カメラバッグ
クリーニングキット、(クリーニングクロス、セームクロス、ブロアー、レンズペン、ブラシ、)
予備メモリーカード
予備バッテリー
以上が筆者がカメラと同時に購入する事をおススメするアイテムになります。
おすすめというよりも、カメラを始めるには必須のカメラアクセサリ、アイテムといってもいいでしょう。
今回は以上になります。
カメラをこれから始めよう!という方のご参考になれれば幸いです。
次回は、カメラを始めてすぐにでも欲しい、撮影にあったらいい、カメラアクセサリーをご紹介する予定です。
現在準備中!
最後までお読みいただきありがとうございました。
湿度の高い日本、カメラを使用しないときは、カメラバッグに入れておくより、こういったドライボックスに乾燥剤、カビ防止剤と一緒に入れておく事をおすすめします。手頃な価格でカメラをしっかりとカビから守ってくれます。
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