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Photographer Takashi Iwamoto Blog

ブログ | アフリカ フォトグラファー 岩本貴志|ドキュメンタリー ビデオ / 写真 撮影

takashi iwamoto rogo whtie wide
執筆者の写真岩本貴志

「初めての富士登山」その3、山頂

更新日:2023年3月16日

前回にに引き続いて、

生まれて初めて富士山に登ったので、その事をこのブログで紹介します。

登ったのは2018年8月の終わり。

今回はその第三弾!

といっても細切れにしているだけ。

14時12分、標高3440メートル 頂上までもう一息。

3000メートルを超えると、空気が薄くなってきてたのを感じる。

気圧が下がって呼吸での空気抵抗が減るので、軽く空気を吸い込む事が出来る。

空気が薄くなると呼吸は苦しいと思われがちだが、実際抵抗少なくく息が出来るので楽なのだ。

酸欠で息が切れるのとは別の話。

富士山頂の空気圧は海面上から3割引、

今まで登った最高峰のキリマンジャロ山頂(5895メートル)の空気は5割引。

キリマンジャロ山では呼吸はもっともっとスムーズだった。

一瞬で肺いっぱいの空気を吸い込む事ができる。

鼻が詰まっていてもあまり気にならなくなる。

ちょうどいいのは1700メートルぐらい、ナイロビぐらいかな?

しばらくナイロビに住んでいて、たまに海の近くに行くと空気が濃すぎて呼吸が苦しく感じるのだ。

高原で「空気が美味い!」というのも空気が汚染されていないのも去る事ながら、ほのかに薄い空気が美味さの理由だと思っている。

山頂はすぐそこ。

でも本当の日本最高峰の山頂はまだ先。

山頂近くには獅子と鳥居

登山者の登頂を祝って獅子が出迎えてくれているようだ。

振り返って登ってきた道を見下ろす。

山小屋は眼下非常に小さくなった。

山頂間近から登ってきた山道を望む 、上か見下ろすと下から見上げるよりも高低差を感じる

今回は好天に恵まれ見晴らしを楽しみながら山道を登る事が出来た。


曇って見晴らしが利かなかったら、生き物を感じない石ころだけの山道をひたすら登るというのは苦行としか言えないかもしれない。

雨でも降っていたら最悪だ。



奥に見える一番高いところが標高3776メートルの富士山頂

火口を反時計回りに回って最高地点、富士山頂を目指す。

道の右側には富士火口、カラフルな岩肌が露になっている。

この道を登れば富士山頂、やっとたどり着く日本の最高地点!


この最後の斜面、結構急で乾いているにもかかわらず、案外滑りやすい。


ここが日本最高峰富士山頂。

「やったー山頂だ!」

ひたすら登り続け、やっとたどり着いた富士山頂。

しかしながら、富士山頂にたどり着いてちょっとがっかり。

見晴らしがあるかと思いきや、気象庁の建物で片側は見晴らしが全く利かない。

もうひとつがっかりしたのは、富士山頂は一等三角点ではなくて二等三角点。

「なんだかなー」

これでも日本一か!!!と思った。


ちょっと、日本一ではない大した事の無い場所のように感じてしまう。

日本最高地点にいるにもかかわらず、感動が生まれないのはそのためだろう。

右側に見える建物、何かの形に似てはいないだろうか。

風速90メートルに達する過酷な環境からか、観測者たちの身を守るために作られた居住空間。

新幹線を形を2倍の縮尺にしてアルミ合金で作られたそうだ。

完成したのは1973年、生まれた年は管理人と一緒。

その奥には、気象観測レーダーがあった建物。

長い間台風を監視

山頂にたどり着けたので、今回最大の目的は達成出来た。


さて、今日はどこで寝るかなー?

寝袋も食料も持ってきているので、気楽に寝床を探しながら降りていく事にする。


つづく

次で完結します。


 

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