小さいながら黒点らしい黒点が現われた
久々に、黒点が出てきたので報告します。
7月22日、黒点が出てきた、大体写真上が北
しばらく曇りがちでなかなか見れなかった太陽。
昨日、少しばかり晴れ間が覗いた。
カメラを向けてみると、太陽の南半球太陽西から黒点が出てきた。
太陽活動代25周期の始まりといえるだろうか?
ピクセル等倍に拡大、黒点周辺に白斑が見られる
さてさて、この黒点をきっかけに、太陽の活動は活発になるだろうか?
(太陽表面に濃淡があるのは、うす雲がかかっているため。)
同変化していくか、観察を続けていこうと思う。
小さな小さな黒点
以前、7月12日に撮った写真を良く見てみると、赤道近くに小さな黒点があった。
とってもとっても小さな黒点だ。
もしかしたらセンサー上のごみ?
南半球だけど、赤道近くの低緯度。
第24期の残り物?
太陽観測サイトを見てみると、極々小さな黒点は発生していたようだ。
ごみでは無さそうだ。
7月12日の太陽
ピクセル等倍、拡大してもこんなに小さい
こんな小さいのも、黒点といえるのだろうか?
R64フィルターを通して撮った太陽
太陽をHαフィルターを通して撮ると、とてもとても可視光では見られないような、太陽の活動が見られるのだが、持っていない。
ちょっと値の張るフィルターのだが、是非欲しいものである。
と考えていると、「ん!」手元には可視光カット、赤外線透過R64フィルターがある。
よし、これで撮ってみよう。
と、思いR64フィルターを取り付けて太陽を撮ってみた。
結果は以下の通り。
カラーだとご覧のとおり
可視光で撮るよりも、太陽表面濃淡の模様が薄まってしまった。
白黒にしてみたが、結果は載せるほどのものではなかった。
昨日よりも黒点は小さくなった気がする
太陽の模様、近赤外領域では、濃淡の変化は少ないようだ。
太陽表面の撮影にはR64フィルターの利点は特に見られなかった。
やはり太陽の様子を詳しく見るには、専用のHαフィルターのような、特別な領域だけを透過させるフィルターが必要のようだ。
最新太陽画像
今さっきも太陽の様子を撮影してみた。
拡大率を上げるため、500mmレンズを使用した。
最新太陽画像、16:58(+3 GMT)
上写真をピクセル等倍で
さすがに500mm、300mmとは写りが違う。
より細かいところまで写ってくれた。
この古いTC301、2倍のテレコンバーター、AFI TC-20Eよりも画質の劣化が少ない。
フジのゼラチンフィルターND4.0を使用。
このND4、発色は緑色、トーンカーブで緑は少し抑えた。
今後、この黒点が大きく成長するのか、はたまた消えていくのか、様子を観察していこうと思う。
その様子は、時々このブログで取り上げようと思っている。
ホワイトバランスを昼光色、デイライトで撮ると、太陽の色はニュートラル。
完全な白黒写真になってしまった。
ちょっと面白くないなー、なんか太陽らしくないし。
太陽観測の魅力
惑星の運行や、会合など数千年以上予測が可能だ。
それに対して太陽の活動変化はどうなるかは、推測は出来るが、そのときになってみなければ分からない。
それだけに観測のし甲斐を感じる。
管理人自身ついこの間、始めたばかりなのだが。
400年前、人類が始めて望遠鏡で太陽を観測し、太陽の黒点の事を知り、観測を続けた人たち。
自分で太陽の様子を観察すると、当時の、太陽を観測していた人たちの気分をちょっとだけでも体験した気分に浸れる。
ネットで調べれば、太陽の詳しい活動の様子は簡単に知る事が出来る。
でも、何か味気ない。
検索すれば、何でもすぐに結果が分かってしまう便利な世の中。
やはり、自分で動いて、撮って観てこそだと思う。
簡単なもの、手軽なものはやりがいも、楽しさも感じない。
そんな事を思う今日この頃である。
■
つづく
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※太陽を撮影するのには非常に危険が伴います。
注意事項を詳しく述べているので、太陽撮影をお考えの方は、是非こちらのブログをご覧ください。
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